気体定数とは

気象予報士試験や気象学に使われる気体定数には

  • 一般気体定数
  • 乾燥空気の気体定数
  • 水蒸気の気体定数

などがあります。

一般気体定数

一般気体定数とは、理想気体 1 mol1 \text{ mol} の温度を 1 K1 \text{ K}(ケルビン)上げるために必要なエネルギー(仕事)の大きさを表しています。

mol(モル)とは mol(モル)とは

乾燥空気の気体定数・水蒸気の気体定数(比気体定数)

※比気体定数という用語は覚えなくて良い。

乾燥空気の気体定数・水蒸気の気体定数は、それぞれ1kgを1K上げるためのエネルギーの大きさを表しています。

「1キログラムあたり(比気体定数)」:分子量が小さいほうが大きくなる

では、気象で使う「1 kg あたり」に基準を変えるとどうなるでしょうか。ここからが逆転現象です。

  • 水蒸気(分子量18:軽い)
    1粒が軽いので、1 kg 集めるためには大量の粒(モル数)が必要になります。
    →1kgあたりのモル数が大きい
  • 乾燥空気(分子量29:重い)
    1粒が重いので、少しの粒の数でガツンと 1 kg に達します。つまり粒の数(モル数)は少ないです。
    →1kgあたりのモル数が小さい

一般気体定数ではない、乾燥空気の気体定数や水蒸気の気体定数は「1 kg あたりのエネルギー」です。
1 kg の中に圧倒的にたくさんの粒が詰まっている「水蒸気」のほうが、合計のエネルギー(比気体定数)は大きくなります。

はれの
はれの

それでも1モルあたりで見ると、同じ気体定数になります。

つまり、乾燥空気の気体定数や水蒸気の気体定数(比気体定数)は、分子量に反比例する関係にあるのです。

比気体定数 Ri=一般気体定数 R分子量 M\text{比気体定数 } R_i = \frac{\text{一般気体定数 } R}{\text{分子量 } M}

変形すると 比気体定数 Ri× 分子量 M= 一般気体定数 R\text{比気体定数 } R_i \times \text{ 分子量 } M = \text{ 一般気体定数 } R